
●不動産の価格には「実勢価格」「公示地価」「路線価」「固定資産税評価額」の4種類があり、それぞれ目的が違う
●高崎市の住宅地の公示地価は2026年も上昇。ただし全体の平均であり、エリアによって差がある
●自分で調べた相場と実際の売却価格は必ずずれる。最後は現地を見た査定で確認するのが確実
「実家を売ろうと思うけれど、いくらで売れるのか見当がつかない」
不動産の売却を考え始めたとき、多くの方が最初に突き当たるのがこの問題です。いきなり不動産会社に査定を頼むのは気が引けるし、提示された金額が妥当かどうかも判断できない。そう感じる方は少なくありません。
相場の目安を自分で把握しておけば、査定額を見たときに「高い」「安い」の判断ができます。そして、その調べ方は誰でも無料で使える公的なデータでまかなえます。
そこで今回は、高崎市で不動産を売却する前に知っておきたい相場の調べ方を、4つの価格の違いから順に解説します。
\お気軽にご相談ください!/
秘密厳守・完全無料・3営業日以内に担当者からご連絡いたします
不動産には4つの「価格」がある
不動産の価格を調べようとすると、いくつもの数字が出てきて混乱します。まず、それぞれが何のための数字かを整理しておきましょう。
実勢価格
実際に売買が成立した価格です。売主が最終的に受け取るのはこの金額で、私たちが「相場」と呼ぶときに本来意味しているのもこれです。
公示地価
地価公示法に基づき、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年1月1日時点の価格を判定し、3月下旬に公表するものです。令和8年は全国2万6,000地点の「標準地」が対象で、各地点について2名以上の不動産鑑定士が鑑定評価を行っています。 土地取引の指標となる、もっとも基本的な数字です。
路線価(相続税評価額)
国税庁が毎年7月に公表する、道路に面する土地1㎡あたりの評価額です。相続税や贈与税の計算に使われます。おおむね公示地価の80%程度が目安とされています。
固定資産税評価額
市町村が3年ごとに見直す評価額で、固定資産税の計算根拠になります。おおむね公示地価の70%程度が目安です。
このうち、売却額の目安になるのは実勢価格と公示地価です。路線価と固定資産税評価額は税金を計算するための数字なので、そのまま売却価格として使うと実態より低く見積もることになります。
高崎市の地価はどう動いているか
2026年の公示地価では、高崎市の住宅地の平均は1㎡あたり5万8,327円、坪単価では約19万2,800円で、前年から0.57%の上昇となっています。用途全体の平均は1㎡あたり8万2,877円で、こちらは0.91%の上昇です。
商業地は1㎡あたり約14万2,000円で0.8%の上昇、工業地は1㎡あたり約2万7,000円で4.3%の上昇となりました。
高崎市の地価は、ここ数年おだやかな上昇が続いています。ただし、これはあくまで市全体の平均です。駅に近い栄町のように1㎡あたり43万円を超えるエリアがある一方で、倉渕町のように前年から下落しているエリアもあります。
「高崎市の地価は上がっているから、うちも高く売れるはず」と考えるのは早計です。ご自身の物件があるエリアの数字を確認する必要があります。
\お気軽にご相談ください!/
秘密厳守・完全無料・3営業日以内に担当者からご連絡いたします
相場を自分で調べる3つの方法
① 不動産情報ライブラリ(国土交通省)
もっとも基本になるサイトです。以前は「土地総合情報システム」で公開されていた地価公示・都道府県地価調査・不動産取引価格情報が、令和6年度以降はこちらに集約されています。
地図上で場所を指定すると、その周辺の公示地価と、実際の取引価格の両方が確認できます。取引価格は、町・大字レベルの所在地、取引時期、取引価格、土地面積、建物の用途や構造、床面積、建築年、前面道路、最寄駅、用途地域、建ぺい率、容積率などが分かります。
ご自宅と条件の近い取引を数件見つけて、坪単価に直して比べてみてください。それが最も実態に近い目安になります。
② レインズ・マーケット・インフォメーション
不動産会社が使う情報網「レインズ」が保有する取引情報を、個別の取引が特定できないよう加工して公開しているサービスです。
こちらはマンションと戸建ての成約価格を調べるのに向いています。エリア、最寄駅、築年数、面積などで絞り込めるので、似た条件の物件がいくらで成約したかが分かります。
③ 固定資産税の課税明細書から逆算する
毎年5月ごろに市から届く納税通知書に、土地と建物の固定資産税評価額が記載されています。
前述のとおり、固定資産税評価額は公示地価のおよそ70%が目安です。つまり、固定資産税評価額 ÷ 0.7 でおおよその公示地価水準が出ます。手元の書類だけで概算できるので、最初のとっかかりとしては手軽な方法です。
ただし、あくまで土地の目安です。建物の評価額は実際の売却価格とかけ離れることが多いので、参考程度に考えてください。
調べた相場と、実際の売却価格がずれる理由
ここまでの方法で目安は出せますが、実際の売却価格はこの数字どおりにはなりません。 不動産は一つひとつ条件が違うためです。
価格を左右する主な要素を挙げます。
接道の状況
前面道路の幅、接している長さ、私道か公道か。建築基準法の接道義務を満たしていない土地は、建て替えができないため価格が大きく下がります。
土地の形状
整形地か、旗竿地か、三角形などの変形地か。同じ面積でも使い勝手が違えば価格も変わります。
建物の状態
築年数だけでなく、雨漏りやシロアリの有無、設備の傷み具合。旧耐震基準の建物は買主が住宅ローンを組みにくくなる場合があります。
周辺環境と時期
日当たり、隣地との関係、学区、近隣で同時期に似た物件が売りに出ているかどうか。
公的なデータは「そのエリアの標準的な土地がいくらか」を示すもので、個別の事情までは反映されません。自分で調べた相場は上限でも下限でもなく、真ん中あたりの目安と考えてください。
最後は査定で確認する
目安がつかめたら、実際の金額は査定で確認するのが確実です。
査定には、物件情報だけで概算を出す「机上査定」と、現地を見て精度を上げる「訪問査定」があります。まずは机上査定で幅を知り、売却の意思が固まってから訪問査定に進む、という順番で構いません。
当社では、仲介で売り出した場合の想定価格と、当社が直接買い取る場合の買取価格の両方をお出しできます。二つを並べて比べていただければ、ご自身にとってどちらが有利かを判断しやすくなります。
→ 高崎市の不動産買取について詳しく見る
→ 不動産は買取と仲介どちらがいい?5つの違いを比較
よくあるご質問
- 査定を頼むと、しつこく営業されませんか?
-
当社からしつこくご連絡することはありません。査定額をご覧になったうえでお断りいただいても、費用は一切かかりません。
- 売るかどうか決めていなくても査定してもらえますか?
-
もちろんです。「今売るといくらか知っておきたい」というご相談も多くいただいています。
- 相続した不動産の相場も調べられますか?
-
同じ方法で調べられます。ただし、相続税の申告で使うのは路線価による評価額で、売却価格とは別の数字です。混同しやすい点なのでご注意ください。
→ 関連記事:相続不動産を売却する流れと注意点 - 高崎市のどのエリアが高く売れますか?
-
一般に駅に近いエリアほど地価は高くなりますが、住宅地では学区や生活利便性も大きく影響します。個別のエリアについては、実際の取引事例をもとにご説明します。
まとめ|相場を知ったうえで、納得して売る
不動産の相場は、公的なデータを使えばご自身で調べられます。目安を持っておけば、査定額を見たときに判断ができ、売り急いで安く手放すことも避けられます。
一方で、実際の売却価格は物件ごとの条件で大きく変わります。調べた数字はあくまで出発点と考えて、最後は現地を見た査定で確認してください。
株式会社東宝コーポレーションは開業以来、群馬県高崎市を中心に不動産の売却・買取をお手伝いしてきました。相場のご相談だけでも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。
※本記事の価格情報は2026年9月時点のものです。最新の数値は国土交通省の発表をご確認ください。

